
2016年のダージリン・サングマ茶園のセカンドフラッシュです。2016年の夏に輸入したキャッスルトン茶園のセカンドフラッシュが残り少なくなったため、緊急輸入しました。
サングマ茶園はスイスのIMOからオーガニックの認証を受けており、この紅茶も有機栽培の紅茶です。
グレードに「MUSK」と有りますが、MUSKとは、麝香の香りの事で、マスカテルと共通した香りを持っています。
マスカテルとはマスカットフレーバーという誤解が広がっていますが、本当は強いボディーを持った紅茶の事で、この紅茶も比較的強いボディーを持っています。昔のような強烈なマスカテルには殆どお目にかかれなくなっていますが、このサングマ茶園は現代の紅茶として典型的なMUSKと言える紅茶ではないでしょうか。
このサングマ茶園は1860年代に作られた茶園で、ダージリンでもチャモン、セリンボンなど優秀な茶園が多く集まるロンボン谷にあります。
GoogleMap では、現地読みを重視して、「サグマルーティーガーデン SAGMARU TEA GARDEN」と表記されていますので、この名前で検索するとその場所がわかります。
GoogleMapを航空写真に切り替えてみると、製茶工場が見当たりません。
実はサングマ茶園の製茶工場は、1934年の地震で崩壊し、それ以後は隣のTURZUM茶園の工場で製茶されているのです。
この茶園はIMOのオーガニック(有機)認定を受けている茶園ですが、こういう理由により、認定自体は「
Sungma &Turzum Tea Estate」として認定されています。