2017年にも輸入したオーソドックス製法の紅茶です。
アッサム地方の紅茶の殆どはミルクティーに向くように(主な需要はインド国内のチャイ)CTC製法で製茶されますが、この紅茶は昔ながらの揉捻方法のローリングマシンで製茶され、非常にクリアな美味しさが楽しめます。
もちろん、アッサム種の茶樹の葉で製茶され、アッサム種の茶樹の特徴であるタンニンの多さはミルクティーにぴったりで、普通の2倍くらいの茶葉を使って濃く淹れれば、とてつもなく美味しいミルクティーを楽しむことが出来ます。
でもでも、この紅茶はミルクを入れてはもったいないと思える程のクリアな、フルーティーな美味しさを持っていますので、是非ともストレートでお楽しみください。
ミルクティーには、もっと美味しく楽しめる
ブレンディッドアッサム908 が有るのですから。
アッサムはインドの西の端、ブータン、バングラディッシュ、そしてミャンマーに挟まれた内陸部にあります。
1823年、ブルース兄弟がこの地でアッサム種の茶樹を発見し、1833年の東インド会社の中国茶貿易の独占解除によってインドで最初の茶園の開発が行われるようになりました。
正に、イギリス帝国紅茶(インド紅茶)の発祥の地がここ、アッサムなのです。
今、世界最大の紅茶生産国インド。その総生産量は年間約90万トンにものぼります。
その90%以上は、CTC製法と呼ばれる製茶方法で顆粒状に製茶されます。
そして生産量のほぼ半分がインドのチャイの需要に使われています。
ですから、美味しいミルクティーを楽しみたければ、何をおいても第1の選択肢は、アッサムのCTC紅茶です。
でも、その香りを味わいたければ、やはりオーソドックス製法の紅茶ですね。