
ダージリンで3回有るといわれるクオリティーシーズンのうち、オータムナルと呼ばれる11月初旬に摘まれたダージリンの秋摘み紅茶です。
今年のサングマ茶園は特にいいオータムナルが取れました。
というか、2019年は美味しいサンプルばかり届いたような気がします。
いつもスタッフで「どれが美味しい?」「どれが好み?」と好きなものを聞くのですが、「どれも美味しい。」で意見が分かれるのです。
最終的には私の好みで、「これ!」と決めたのが4年ぶりのサングマ茶園のオータムナルでした。
マーガレットホープ茶園にするかこのサングマ茶園にするか迷いましたが、「えいや!」で決めたサングマ茶園。
いつもテイスティングの時は、「これしかないのか?」「仕方が無いからこれ。」と選んで輸入してから、「えっ?こんなに美味しかったの??」と思う(テイスティングの時は必死に欠点探しますので)のですが、2019年は最初から美味しい。その中から選んだサングマ茶園 オータムナル。
「このサングマ、こんなに美味しかったっけ?」と叫んだのはケーキ部長でした。
香りは完熟フルーツ系の香りなんですが、どこかに秋の落ち葉を思わせる香りが乗っています。
ここ近年の傾向でしょうか?ダージリンのオータムナルもセカンドフラッシュのような味わいに製茶されることが多くなってきています。
そんなセカンドフラッシュのおいしさにオータムナルらしいトロっとした味わいが加わった、現在のオータムナルです。
特筆すべきはそのトロっとした味わいとその香りのバランスの良い事。
味わいと香りのバランスが美味しさのキーポイントだと思います。
味わいはセカンドフラッシュに近いため、ミルクティーには今一つと思いがちなんですが、さすがにオータムナルですね。
2倍くらいに濃く淹れればミルクティーもお勧めです。
もちろんアッサムのようなボディのしっかりとしたミルクティーではありませんが、クリアーな感じでミルクと調和した優しいミルクティーが味わえます。
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