ダージリンよりさらに北にあるシッキム州唯一の茶園 テミ茶園の紅茶を初輸入しました。
ダージリンと殆ど同じ環境ですので、ほぼ、ダージリンと同レベルの紅茶が作られています。
シッキム州は1974年にインドに併合されましたが、それまでは シッキム王国 という独立国家でした。
そして、ダージリン自体がシッキム王国の領地だったところです。
19世紀にネパールの侵略、そしてイギリスとの戦争によってイギリス領となったのがダージリンで、イギリスはダージリンを避暑地として、そして紅茶の生産地として開発してきました。
そういう過程を経ているので別の地域になっているのですが、実質的には同一地域ですから、もちろん高品質の紅茶を作る事が出来る地域です。
ですからこのテミ茶園でも、ダージリンに負けない美味しい紅茶を生産していて、1994年、1995年には‘All India Quality Award’(全インド品質賞)という賞を受賞しています。
今年輸入したセカンドフラッシュは、味わいとしては非常に上品なダージリンセカンドフラッシュの味わいです。
とはいえ、若干違った風味を持っているのは、昔ながらのダージリンの雰囲気を持っているのです。
最近のダージリンはどんどんライトに、緑茶に近い味わいに変わってきているのですが、そのダージリンとは少し離れているためか、昔ながらのしっかりしたボディ感のある濃さ、深みを持っています。
昔のダージリンを知っている方には、是非試していただきたい紅茶です。
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