ルフナは、スリランカでも「ロウグロウン」と呼ばれる低地産の紅茶産地の名称です。
その特長は、ひたすら赤い水色(すいしょく:抽出後の紅茶の色)で、そのイメージどおりの明るい美味しさの紅茶です。
従来、日本では、低地産=低級 とされて、評価の低かった産地ですが、世界では、特に中近東諸国では人気が高く、現在では高級紅茶産地のウバの紅茶の価格をも上回るようになり、コロンボの最近のティーオークションでは、ルフナ、サバラガムワといったロウグロウン(低地産)の紅茶がトップになる事が殆どです。
ルフナとサバラガムワは、広大過ぎたルフナをルフナとサバラガムワに分けた産地名ですが、その区別、地域分けははっきりしておらず、ルフナとサバラガムワの紅茶の味と香りはほぼ同じと言ってもいいでしょう。
今年輸入したキルワナガンガ茶園は、2015年にも輸入している茶園ですので、懐かしいお客様もいらっしゃるでしょう。
2023年のシタカ茶園より少し優しめですが、南国フルーツの様な美味しいコクをしっかり持っている紅茶です。