5年ぶりに輸入したインド・アッサム地方のオーソドックス製法の紅茶です。
シーズンはセカンドフラッシュ。
アッサムの紅茶が一番美味しくなる時期の紅茶です。
アッサム地方の紅茶の殆どはミルクティーに向くように(主な需要はインド国内のチャイ)CTC製法で製茶されますが、この紅茶は昔ながらの揉捻方法のローリングマシンで製茶され、非常にクリアな美味しさが楽しめます。
CTC製法ののアッサム産紅茶は、ガツンと来るくらいの強さを持っていますが、オーソドックス製法のこの紅茶はガツンとまでは有りませんがしっかりとしたコクと甘さを持ったアッサム独特の旨みを持っています。
このアッサムの旨みは濃く淹れてたっぷりのミルクを入れれば凄く美味しいミルクティーが楽しめます。
でも、このマンガラム茶園は是非、ストレートでその繊細な味わいを楽しんでいただきたいと思います。
リンアンには、もっとミルクティーに合う
ブレンディッドアッサム908 が有るのですから、マンガラムではその繊細さを持った甘いコクを楽しみましょう。
アッサムはインドの西の端、ブータン、バングラディッシュ、そしてミャンマーに挟まれた内陸部にあります。
1823年、ブルース兄弟がこの地でアッサム種の茶樹を発見し、1833年の東インド会社の中国茶貿易の独占解除によってインドで最初の茶園の開発が行われるようになりました。
正に、イギリス帝国紅茶(インド紅茶)の発祥の地がここ、アッサムなのです。
今、世界最大の紅茶生産国インド。その総生産量は年間約90万トンにものぼります。
その90%以上は、CTC製法と呼ばれる製茶方法で顆粒状に製茶されます。
そして生産量のほぼ半分がインドのチャイの需要に使われています。
ですから、美味しいミルクティーを楽しみたければ、何をおいても第1の選択肢は、アッサムのCTC紅茶です。
でも、その香りを味わいたければ、やはりオーソドックス製法の紅茶ですね。